志望動機の勘違い①興味をもったきっかけはダメ

こんにちは。天職コンサルタントの梅田幸子です。

志望動機が苦手な方が多いですね。

人事の方と話をしても、志望動機があいまいな方が増えているという感想が多いです。

志望動機は、何を聞かれているのかがわかっていないのが原因のひとつ。

ですから、「それは、志望動機になっていないよ」というダメな志望動機を紹介しながら、何を語ればいいのかに迫っていきたいと思います。

志望動機の勘違いについて、3回シリーズでお伝えします。

志望動機の勘違い その1

「志望動機を話してください」

「なぜ、当社を志望されるのですか?」

面接やエントリーシートでは、このように聞かれます。

多い間違いのひとつは、「興味をもったきっかけを言う」です。

良くない例

> 大学時代にラクロスをやっていて、

> そのときに、御社の製品を使っていました。

> とても愛着がありますし、使いやすいので、

> このような商品を開発している御社で働きたいです。

 

> 小さなころから電車や遠足が好きでした。

> 大人になってからも休みの度に旅行に行きました。

> 一番の思い出は、家族旅行で沖縄に行ったときのことです。

> この旅行をアレンジしてくださったのが御社で、添乗員さんの

> 気遣いに感動しました。私も御社で、お客さまの思い出を演出する

> サービスをしたいと思っています。

 

> 小学生のころ、気に入ったテレビCMがあって、

> よくマネをしていました。御社がつくった○○というCMです。

> 私も、CMを通して、人に影響を与える仕事がしたいと思っています。

上記の志望動機は、不合格。 良くない例を紹介しました。

その会社に興味を持ったきっかけの出来事だけを言っていますね。

人事の立場になってみる

人事の立場になってみましょう。

上記の人たちは、自社の商品やサービスにご満足いただいている『お客さま』にしか見えません。

【参考】
面接官の本音「○○が好きはお客様」

 

「その会社の商品やサービスが好き」ということは、入社して本気で働ける要素の1つにはなります。

しかし、ただ好きになった「きっかけ」だけを話しても、仕事への本気度は伝わらないのです。

志望動機の勘違いシリーズ2回目に続きます。

【参考】志望動機に関する過去記事

志望動機は「その会社でなければならない理由」である必要はありません

「安定している」は志望動機にはなりません

食品メーカーの志望動機に多い、違和感

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■梅田 幸子 (うめだ さちこ)

天職コンサルタント/生成発展アクティベーター/有限会社グローカル取締役

”就職の幸せ”を基準に転職を見つけるための就職支援は、4,000名以上の面接、数万回のESを評価してきた面接官の視点からのアドバスに定評がある。採用面接官向けに面接を教える講師でもある。著者『あなたが「一番輝く」仕事がわかる最強の自己分析』他5冊。

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