こんにちは。天職コンサルタントの梅田幸子です。
志望動機が苦手な方が多いですね。
人事の方と話をしても、志望動機があいまいな方が増えているという感想が多いです。
志望動機は、何を聞かれているのかがわかっていないのが原因のひとつ。
ですから、「それは、志望動機になっていないよ」というダメな志望動機を紹介しながら、何を語ればいいのかに迫っていきたいと思います。
志望動機の勘違いについて、3回シリーズでお伝えします。
志望動機の勘違い その1
「志望動機を話してください」
「なぜ、当社を志望されるのですか?」
面接やエントリーシートでは、このように聞かれます。
多い間違いのひとつは、「興味をもったきっかけを言う」です。
良くない例
> 大学時代にラクロスをやっていて、
> そのときに、御社の製品を使っていました。
> とても愛着がありますし、使いやすいので、
> このような商品を開発している御社で働きたいです。
> 小さなころから電車や遠足が好きでした。
> 大人になってからも休みの度に旅行に行きました。
> 一番の思い出は、家族旅行で沖縄に行ったときのことです。
> この旅行をアレンジしてくださったのが御社で、添乗員さんの
> 気遣いに感動しました。私も御社で、お客さまの思い出を演出する
> サービスをしたいと思っています。
> 小学生のころ、気に入ったテレビCMがあって、
> よくマネをしていました。御社がつくった○○というCMです。
> 私も、CMを通して、人に影響を与える仕事がしたいと思っています。
上記の志望動機は、不合格。 良くない例を紹介しました。
その会社に興味を持ったきっかけの出来事だけを言っていますね。
人事の立場になってみる
人事の立場になってみましょう。
上記の人たちは、自社の商品やサービスにご満足いただいている『お客さま』にしか見えません。
【参考】
面接官の本音「○○が好きはお客様」
「その会社の商品やサービスが好き」ということは、入社して本気で働ける要素の1つにはなります。
しかし、ただ好きになった「きっかけ」だけを話しても、仕事への本気度は伝わらないのです。
志望動機の勘違いシリーズ2回目に続きます。
【参考】志望動機に関する過去記事
志望動機は「その会社でなければならない理由」である必要はありません
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■梅田 幸子 (うめだ さちこ)
天職コンサルタント/生成発展アクティベーター/有限会社グローカル取締役
”就職の幸せ”を基準に転職を見つけるための就職支援は、4,000名以上の面接、数万回のESを評価してきた面接官の視点からのアドバスに定評がある。採用面接官向けに面接を教える講師でもある。著者『あなたが「一番輝く」仕事がわかる最強の自己分析』他5冊。
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