離職率・採用数が多い会社のチェックポイント

こんにちは。天職コンサルタントの梅田幸子です。

どの会社を受けるか、またはどこに入社するかを考える際には、さまざまな数字に気持ちが動かされることになると思います。

そのために習慣にしてほしいのが、「数字の意味を考える」ことです。

計算してみよう!

それぞれに会社の「離職率」と「社員数に占める採用人数の割合」を計算してみましょう。そして、「良い会社」「悪い会社」「わからない」のどれかを判断してください。

A社(例題)

社員数20人の販促物制作会社。業務拡大のため、デザイナー5人、営業4人、経理1人の計10人を採用。設立以来、誰も辞めていない。
 
●離職率は、0%
●採用人数は、社員数の 50%
 
●あなたは、どう思う?
□良い会社 □悪い会社 □わからない

●その理由は?

B社

社員数300人。マネージャーと折り合いが悪かったE事業部のうち45人がヘッドハンティングされて退社した。売上も利益も減っている事業部だったので、補充として20人だけ採用することにした。

●離職率は、___%
●採用人数は、社員数の ___%
 
●あなたは、どう思う?
□良い会社 □悪い会社 □わからない

●その理由は?

C社

業績悪化のため、10年間、採用をしていない。最年少者が40歳になり、団塊世代の定年で一気に100人の社員が退職する予定なので、そろそろ若い世代も採用しようとしている。全従業員1万人の会社で、採用予定社50名

●離職率は、___%
●採用人数は、社員数の ___%
 
●あなたは、どう思う?
□良い会社 □悪い会社 □わからない

●その理由は?

D社

社員数1000人の会社。来年新たに10支店をつくる。1支社平均10人の社員が必要なので、新規支店だけで、100人必要。退職者が今年100人出るので、補充で100人。管理部門も拡大でプラス30人。新規事業のために、さらに70人採用する。

●離職率は、___%
●採用人数は、社員数の ___%
 
●あなたは、どう思う?
□良い会社 □悪い会社 □わからない

●その理由は?

大切なのは、数字の背景

中には、「採用人数の%が多い会社は離職率が高い」という乱暴な理論のアドバイスをされた学生さんもいます。

計算してみると、採用数と離職率は、必ずしも一致しないものだと、おわかりいただけたでしょうか。

大量に採用するのが気になるなら、その理由を調べてみましょう。

●辞める人が多いから、補充のために採用する

これは、離職率が高いパターンですね。
離職率が高い理由も、不満で辞める人が多いのか、転職でキャリアアップするのが一般的な業界・職種なのか、起業家輩出起業なのか、女性が多く出産退職が多いのか、など理由はさまざま。

●業務拡大のために、採用する

世の中が不景気でも、衰退業界だったとしても、業績の良い企業や成長している企業はたくさん存在します。

●そのほかの理由があるのか

「大量採用は仕事がきつくて離職率が高い」と思っていると、成長企業や優良企業、あなたにあっている企業を切り捨ててしまうかもしれません。

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■梅田 幸子(うめだ さちこ)
天職コンサルタント/有限会社グローカル取締役
 
“就職後の幸せ”を基準に天職を見つけるための就職支援は、4,000名以上の面接、数万枚のESを評価してきた面接官の視点からのアドバイスに定評がある。採用面接官向けに面接を教える講師でもある。著書『あなたが「一番輝く」仕事がわかる最強の自己分析』他5冊。
 
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