10月1日に内定式が解禁されました。内定式をもう終わっている人がいたり、これから内定式を控えている人もいると思います。
内定式=その企業から内定をいただいていることになりますが、その内定式後に辞退を考えた学生さんもいるのではないでしょうか。
そもそも内定式後に辞退してもいいの…?と疑問に思う方もいるかもしれません。
今回は内定式後の辞退について解説していきます。
辞退は問題なし!
例えばA社で内定式がおこなわれ、その後に本命のB社から内定が届いた場合、A社の内定式に出ている以上辞退出来ない、B社は諦めるしかないと考える学生さんも多いことでしょう。
実際、企業側からしたらせっかく内定を出した学生に辞退されることになるので、あまり良い印象は持たれないかもしれません。
ですが、そんな場合でもA社を辞退することは可能です。内定式=入社ということではなく、憲法でも「職業選択の自由」が定められているので法的にも問題ありません!
辞退の仕方を考えよう
辞退は問題ではありませんが、その辞退の仕方が重要です。
企業側でも制服などの準備が必要になれば金銭的な問題が発生しますし、入社に関するスケジュールなども決めなければなりません。入社日ギリギリになって「やっぱり辞退します」と言われても企業側は困ってしまいます。その辞退した人だけでなく、「その人の出身校からはもう採用しない」と学校や後輩など他の人にも迷惑をかけてしまう可能性があります。
そのため辞退の仕方を考えなくてはいけません。
マナーを守ろう!
そうならないためにも、辞退をするなら次のマナーを守りましょう!
〇辞退を決めたらすぐに連絡
辞退の連絡は内定式から時間が経ってからではなく、決めたらすぐにしましょう。せっかく採用していただいた企業に辞退の連絡はしづらいですが、迷惑をかけないためにも日を空けずにすぐ辞退を伝えましょう。
〇連絡は電話でしよう
メールや手紙などは確認に時間がかかり、忙しいときには見落とす可能性もあります。また、直接訪問するのも相手方の都合やスケジュールの関係もあるため、まずは時間をかけずすぐに伝えられる電話で連絡しましょう。
電話連絡をした後日、改めて手紙で内定のお礼と辞退のお詫びを伝えると、なお印象が良いです。
電話をするうえで大事なのが時間帯です。始業・終業前後の忙しいときや昼休憩時の電話は控えましょう。
〇辞退理由をネガティブな内容にしない
辞退理由を「本命から内定をいただいたので辞退します」というのは避けましょう。確かにその通りかもしれませんが、お金と時間をかけて内定を出していただいているため、誠意を持った内容を伝えましょう。
最後に
内定式後でも辞退は可能ですが、辞退の仕方や伝え方は失礼のないようにしましょう。
お詫びだけではなく、内定を出していただいたお礼を述べることも大事です。
本命企業からの内定をいただいた例だけでなく、他の人からの体験や話に影響されて辞退を考えることもあるかもしれませんが、働くのは自分自身です。自分はどうしたいのかを自分で意思決定し、今後の人生を後悔しないようにしましょう!