新卒採用の2021年問題という言葉をご存じですか?人手不足の中、大学を卒業して企業で働き始める新卒人口が2022年から減少傾向になります。22年春卒業の就職活動は2021年から始まるので、企業にとっては採用内定者を確保するのが今よりも難しくなります。
しかし、学生にとっては超売り手市場になるかというわけでもないようです。
今回は、この問題について紹介していきたいと思います。
人手不足と大卒人口が減る…
今年の就職戦線は、昨年以上の売り手市場と言われています。しかし、採用活動は順調に進んでいる企業は少なく、採用計画通りに学生を確保できていないのが実情です。
採用が難しくなるのはこれからです。根拠は22歳の人口の推移です。2010年代はほぼ横ばいでしたが、2010年以降人口が減少トレンドに入ります。2009年の就職戦線から学生の獲得競争が厳しさを増すわけです。
22歳人口の急減
2000年代にはいると年間出生数が減り始めました。国の将来推計人口によると、平成20年の22歳の人口は124.4万人ですが、平成22年は122.7万人、平成25年115.1万人、平成30年110.9万人と急減します。
新入社員獲得のための面白い獲得方法
新卒採用が厳しくなっている現代で、ユニークな採用方法が存在します。IT業界では優秀な人材を中国企業などが好待遇で囲い込んでしまっているため、就活のルールに縛られていると、有能な人材の採用に遅れが出てしまうと、危機感を募らせている日本の企業が増えているのです。ですので、通年採用を始め大学1.2年生にも内定をだしている企業も中にはあります。
コンビ採用
2人1組でしか応募できず、内定も2人一緒に出します。コンビ採用の良いところは、相乗効果があるところです。その人が優秀な人材なら、採用されようと優秀な友達を誘って応募するため、一度に優秀な人材を2人採用できます。
留年採用
世間一般では留年するとあまりよくないとされていますが、回り道をしてでも挑戦した結果なら大丈夫ということで、ポジティブに評価し採用します。
相棒採用
相棒候補となる各社員が採用サイト上に登場し、インスタグラムのアカウントを持ち自分の趣味やプライベート情報を載せます。応募する学生はこの人と働きたいと思う社員を指名します。指名された社員が学生の一次選考を行い、通過すると面接のフィードバックを行うため、面接では学生はよりリラックスした状態で行えます。
まとめ
就活は学生さんも大変なことも多いと思います。しかし、企業の方もどうやったら採用活動がうまくいくのか悩んでいる企業も多いということがわかりました。
学生さんはたくさんの企業にインターンシップなどに行き、たくさんの企業を見ることで大変な就活を乗り越えられるはずです。