就活が始まったらインターンシップや本選考に進むとき、書くことになるES(エントリーシート)。このESによくある「学生時代に頑張ったこと」という質問があり、多くの就活生を悩ませています。学生時代頑張ったことが無い、就活で話せるようなエピソードが無い、ということで悩んでいる学生さんもいると思います。
今回は学生時代頑張ったことのESの書き方を紹介したいと思います。
採用担当者はなんで頑張ったことを聞くの?
学生時代頑張ったことや力を注いだことが思いつかずに悩んでいるという就活生も多いと思います。面接官がなぜ頑張ったことを聞くのか…それは、学生の可能性や人柄を知りたいと考えているからです。
また、学生時代頑張ったことは仕事をする姿勢に通じることがあります。学生時代に頑張ったことを聞くことで学生の仕事に対する働く姿や姿勢をイメージしようとしています。
頑張ったことが無い人はどうすればいい?
実績や経験はなくても大丈夫です。特別なエピソードを持った学生などはごく一部ですが、それでも多くの学生が志望企業に内定していますので、大丈夫です。大事なのは学んだことがあることです。
企業の採用担当者は、「なにをしていたか」や「なにを成し遂げたかを重視している」わけではありません。そこから読み取れるその人の人柄や物事への取り組み方を知りたがっています。
面接官が目を引くような輝かしいエピソードはなくても、伝え方のポイントを押さえると面接官の目に止まるESを書くことができます。
学生時代に頑張ったことの構成と書き方
1. 文章のはじめに、簡潔に結論を伝えるというのは、読む人のことを考えて文章を書くときの最低限のマナーです。人気企業だと採用担当者はたくさんの数のESを読むことになるので、結論がはじめに書かれてないと読む気を失くしてしまいます。
2. 頑張る前の自分の状態
次は、頑張る前の状態を書きます。自分自身のことかもしれないし、サークルや部活でなにかを頑張り、組織を変えたという経験ならば組織のことかもしれません。問題や課題を抱えていたり、思い通りの結果が出てなかったりの状態が通常です。数字を使ってなるべく具体的に伝えましょう。
3. 自分の行動
なにを課題と感じ、どんな動機でなにをどうしたいという目的意識をもっていたかを書き、自分のどう行動したのかを書いていきます。なるべく5W1Hを使いましょう。エピソードで強みをアピールするときに意識したいのが、再現性です。入社後も継続的に活かされるものであることです。
4. 頑張った結果
自分が頑張ったことによって得られた成果を具体的に書きます。文字数が足りるならばそこから学んだことや得られたことについても書きましょう。
まとめ
学生時代頑張ったことが無い…そんな学生さんは、さりげなく行っている勉強や、家事、趣味、サークルなど自分が気づいていない可能性もあります。
友達や家族に聞いてみるのも良いと思いますよ。