こんにちは。天職コンサルタントの梅田幸子です。
質問です。あなたは、働くのが、楽しみですか?
もし、「楽しみじゃない」「怖い」「嫌だ」と思うならば、一度、就活はストップしましょう。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいない?
本音では働きたくいと思いながら就職活動をするのは、ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいる状態です。
車と同じように、動きが不自然でスピードに乗れません。
もし、流れに乗り切れない、やる気がでないならば、いったんとまって、ブレーキを解除しましょう。
半数の学生は「働くのが怖い」
企業からのご依頼で面接をしているときや、大学での就職講座で、「働くのが、楽しみな人ー?」と質問してみました。どの大学でも、だいたい半々に分かれました。
楽しみではないという人にインタビューすると、「怖い」と感じている人が多いこともわかりました。怖い理由を聞いていくと、次のようなものが挙がりました。
「ミスをして、責められたら耐えられないかも」
「わたしには、会社というものは大きすぎて、責任を取れない」
「パワハラにあったら、好きな仕事でも、しんどいと思う」
たしかに、こんな風にイメージしていたら怖いですね。
働くのが怖い原因はどこから?
このように言う人は共通して、家族や近い友達に「仕事は辛い」と感じているように思います。
さらに、twitterなどのSNSで、すでに就職している友人のつぶやきを見て、働くことにネガティブなイメージを強化している人も多かったです。
たくさん失敗してほしいと、会社は思っている!?
新入社員研修では、わたしも複数の企業で講師をつとめています。
研修で、必ず言うことがあります。
「1年目はたくさん小さいミスをして学んで力をつけてください。新人がするミスで会社はつぶれないから」
後ろで聴いている人事や現場の責任者の方々は、この話をすると、大きくうなずかれます。そして、口をそろえて「新入社員は、ミスをしてもいいから、もっとチャレンジしてほしい」とおっしゃいます。
人は優しいです。
中には、たまに悪い人もいるかもしれませんが、そんなに多くはありませんよ。
就活中の情報コントロール
友達や先輩のSNSを見て、仕事への恐怖がわいてくるならば、フォローを外したり、SNSを開かないようにしたりして、ネガティブな情報を見ないようにしてみては、いかがでしょうか。
変わりに、楽しく働く大人、自分らしく働く大人、仕事がおもしろいと思っている大人のブログなどを探してみましょう。たくさんいますよ。
わたしも、仕事がおもしろいので、辞めることができません。
就活にやる気が出ないとか、不採用が続くとしたら、その原因は、「本当は働きたくない」と思っていることかもしれません。
それがブレーキになったまま、アクセルを踏むのではなく、一度立ち止まって、ブレーキを解除することをおススメ。
「働きたい」という気持ちになるような情報収集をすることが、内定への近道です。
楽しく仕事をしている人のキャリアカウンセリングを受けることも、GOODです。
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■梅田 幸子(うめだ さちこ)
天職コンサルタント/有限会社グローカル取締役
“就職後の幸せ”を基準に天職を見つけるための就職支援は、4,000名以上の面接、数万枚のESを評価してきた面接官の視点からのアドバイスに定評がある。採用面接官向けに面接を教える講師でもある。著書『あなたが「一番輝く」仕事がわかる最強の自己分析』他5冊。
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