高収入・低収入の思い込み

こんにちは。天職コンサルタントの梅田幸子です。

学生さんと話していると、
「○○の仕事をしたいんですが、お給料が安いので、あきらめようと思って」といった発言が耳に入ります。

こんな風に考えてみませんか。

天職で豊かに生きるとは

わたしにご相談に来られた人には、まず、損得を考えずに、したいことを一緒に描いていきます。そして、その仕事で、ほしい収入を得る方法や、デメリットをなくす「やり方」を考えます。

全員が、低収入の職種も、全員、高収入の職種もないからです。

たとえば、医師は高収入の代表のような職種ですが、年収300万円以下の経営の厳しい開業医も以外に多いそうです。

スポーツトレーナーは、契約社員が多く、平均年収が低めのため、あこがれる人は多いものの、断念する人も多い職種です。

いっぽう、数千万円の収入を得ているスポーツトレーナーもいます。

それは、能力や経験に秀でた特殊な人の例ではありません。

「したい仕事で、どうやって収入を得ようか」と知恵を絞っていたり、「高収益の会社で働いていたりするから、自然とお給料も高い」のです。

給与データのトリック

データを見るときは、フリーランスも、起業家も含めた、職種全体の年収なのか、会社員(給与取得者)の年収なのかもしっかり、確認してください。

Webデザイナーは、独立する人の多い職種・業界です。
会社員として働いて、力がついたら独立……という流れならば、給与取得者の年収が低いのは当たり前ですよね。

会社員には、他の職種・業種に比べて、新人の比率が高いのですから。

平均を見てもしょうがない

同じ職種でも、給与の幅は様々。

会社によっても、給与額・昇給システムは様々。

給与が大事な要素というのは、わかりますので、ならば、平均でバッサリ職種・業種を切るのではなく、1社1社みていきませんか。

平均年収が高い仕事についても、向いていない仕事を嫌々しているなら、お給料はあがりづらいです。平均年収が高い仕事でも、平均以下になる可能性がありますよね。

平均年収が低い仕事についても、自分が好きで楽しくて、得意でイキイキと成果を出すことで、収入はあげていけます。平均年収が低い仕事の中でもトップの人は、やっぱり高収入なのです。

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■梅田 幸子(うめだ さちこ)
天職コンサルタント/有限会社グローカル取締役
 
“就職後の幸せ”を基準に天職を見つけるための就職支援は、4,000名以上の面接、数万枚のESを評価してきた面接官の視点からのアドバイスに定評がある。採用面接官向けに面接を教える講師でもある。著書『あなたが「一番輝く」仕事がわかる最強の自己分析』他5冊。
 
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