こんにちは。天職コンサルタントの梅田幸子です。
前回、苦手分析の7つの要素のひとつ、労働時間についてお話ししました。今日は、苦手な労働時間を考えるワークをご紹介します。
限界労働時間を計算しましょう
1)あのころはハードだったな、一生懸命だったなと思う時期を振り返ってください。そのころの1日の活動時間は、合計何時間でしたか?何か一つに集中した時間ではなく、活動していた時間をすべて足しましょう。
例)学校に行っている時間(7時間)
+ 部活(2時間)
+ アルバイト(5時間)
= 14時間
2)シフト制は大丈夫?(✔をつけましょう)
□ 大丈夫 □ しんどいかも □ 無理
3)リズム型ですか?メリハリ型ですか?(✔をつけましょう)
□ 典型的なリズム型
□ どちらかというとリズム型
□ どちらかというとメリハリ型
□ 典型的なメリハリ型
4)デッドタイムはありますか?
引き続いて、解説と仕事選びに「限界労働時間」はこう活かすワンポイントアドバイスです。
【12時間以上】労働時間を気にせず、好きな仕事を選びましょう
労働時間を気にせず、好きな仕事を選びましょう。あなたが何かにのめり込むタイプなら、あまりにも暇な仕事だと、物足りなさを感じる可能性があります。
退屈もストレスの1つなので注意してください。仕事・学び・趣味……エネルギッシュに動くことを意識して。
【10~12時間】平均的なタイプ
平均的なタイプです。特に労働時間に対して苦手意識をもつことはありません。ただ、たくさんの会社の中には日常的にハードワークの会社もあります。事前にチェックすると安心です。
【8~10時間】限界労働時間は短め
限界労働時間は短めです。基本的に定時で終わる仕事を選ぶのが無難。ただし、自分にあった活動の仕方(「特性を活かした仕事の仕方」や「リズム型かメリハリ型か」など)を取り入れれば、限界労働時間が伸びる可能性もあります。再度見直してみましょう。
【8時間未満】限界労働時間は短いほう
限界労働時間は短いほうです。2タイプに分かれ、対策が異なります。あなたはどちらのタイプでしょうか。
・熱中できるものがないために、本気になれないタイプ⇒「喜びの源泉」を分析して、仕事でも趣味でも熱中できることを始めてみましょう。
・体力または精神力の限界が低いタイプ⇒無理をすると心身のバランスを崩し、働くこと自体が難しくなります。自分にあった働き方を見つけましょう。フリーランスやパートタイムなど、短時間で働くのがよいでしょう。また、固める反射の統合により、限界労働時間が伸びる人も多くいます。
労働時間といっても、会社や職種等によってさまざまなスタイルがあります。苦手分析を活かして、あなたにとって幸せな仕事と働き方を選んでくださいね。
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■梅田 幸子(うめだ さちこ)
天職コンサルタント/有限会社グローカル取締役
“就職後の幸せ”を基準に天職を見つけるための就職支援は、4,000名以上の面接、数万枚のESを評価してきた面接官の視点からのアドバイスに定評がある。採用面接官向けに面接を教える講師でもある。著書『あなたが「一番輝く」仕事がわかる最強の自己分析』他5冊。
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